(blog::TIAO/日本が軍国化しないように・・・海亀日記(宮内勝典)より経由)
年初に「ニッポンが『戦争をする』だけでなく『武器の輸出もする』国に?」という記事を書いたが、きょう、石破防衛庁長官が、オランダでの記者団との懇談中に、堂々と「
参考:武器共同開発、米以外とも=輸出3原則見直しで石破防衛庁長官(時事通信)
石破発言は無原則と民主 共、社は憲法違反と批判(共同通信)
自民に容認論、公明は懸念 石破氏発言、与党に温度差(共同通信)
<武器輸出3原則>石破長官の見直し発言 世論喚起を図る狙いか(毎日新聞)
先に出した記事では、日米同盟と財界への配慮(というか、それしか考えていない)ことに対する憂慮を表明したが、同じ日、もっとすごいことを書いていた人がいた。それが、冒頭でリンクした「海亀通信」内の「海亀日記」第17章/2004.01.05の記事である。
宮内氏は、本文のみ「転送・無断転載歓迎」としており、その部分はのちほど転載させていただくが、私が注目したいのはその後ろにある【資料1】のほうである(この部分は転載歓迎ではないので、リンク先から「海亀日記」→「第17章」とたどって是非ご覧いただきたい)。米国で「政・業」の結びつきが強すぎる結果「政治家と癒着した企業の巨大な腐敗」がいくつも発生し「堕落」していることは、田中宇の国際ニュース解説/アメリカによる世界経済支配の終焉にも書かれているが、これでもか、という勢いで、その癒着ぶりが示されているのが、この閣僚の経歴調査結果である。
日本ではここまで極端に「閣僚」が「業界」出身者で占められているわけではないが、「官」は「民」ではなく「業」のためにあって、「政」を深くサポートすることによってその役割を果たしているから、結局「腐敗」度合いは同じようなものである。日本がこういう状態を続けていくこと、かつ与党はおろか、政権交替を目指す野党も同じように「業」に対して忠誠を誓う状況からは、確実に「腐敗」は進み、日本国民は政治に「ノー」と言えない思想統制の中、
何としてでもこの「
最後に、「海亀日記」の本文を転載させていただく。
日本が軍国化しないように【転送・無断転載、歓迎】
宮内勝典(作家)
http://pws.prserv.net/umigame/
昨年は、戦争。そして今年は、いよいよ大変な年になりそうな気がする。もしもイラクで自衛隊員から死者が出れば、いつでも交戦できるように「憲法を変えるべきだ」といった方向へ、時代の空気がいっせいになだれうっていくかもしれない。
先日、キッシンジャー元大統領補佐官へのインタビューを聞いていると「北朝鮮の脅威に対して、日本は核武装するかもしれない」という驚くべき発言があった。
迎撃ミサイルを配備するところまでは、おそらく政治日程に入っているだろうと思っていたが、いつのまにか核武装すべきだという世論誘導も始まっている。日本列島に迎撃ミサイルを配備するとなると、何千億円(何兆円?)という途方もない金がアメリカに流れていく。
もしかすると、ブッシュ政権が望んでいる本心のところは、それではないだろうか? 拉致家族の問題で日朝関係がますます緊迫しているというのに、アメリカが調停に本腰を入れてくる気配は、ほとんど見られない。
拉致家族のことは、おそらくアメリカの権力者たちにとっては、別にたいした問題ではないのだろう。かれらの利害には関係がないから。それよりも、ブッシュ政権が望んでいる本音のところは、日朝関係の緊張に乗じて、日本に迎撃ミサイルを売りつけることではないのか?
日本列島にミサイル網ができあがれば、急成長しつつある中国に対する軍事的な圧力にもなる。核弾頭はいつでも積める。しかも長距離弾道ミサイルさえ禁じておけば、遠く太平洋をへだてたアメリカへの脅威は、まったくない。ペンタゴンの専門家たちは、そうした戦略をすでに立てているのかもしれない。
ミサイル配備によって、だれが利益を得るか考えてみよう。「海亀日記」1月5日の下欄に【資料1】を添えた。これはブッシュ政権の閣僚たちとアメリカ企業とのつながりを示している。
この【資料1】を読めば、ブッシュ政権がなぜ京都議定書から一方的に離脱したのか、すぐにわかる。アフガン空爆、イラク戦争に突入していった理由も、いやおうなく明らかになる。
北朝鮮の脅威に乗じて、日本列島に迎撃ミサイルを配備することになれば、だれが莫大な利益を得るか、それも一目瞭然だろう。
この権力者たちと、その背後につながっている企業が、戦争を起こそうとしているのだ。かれらが巡航ミサイルや、劣化ウラン弾、クラスター爆弾など火の雨を降らせ、アフガン・イラクの子どもたちの、片手、片足、命を奪い、血をすすり、ひたすら肥え太っているのだ。
イラクで自衛隊員から死者が出たとき、あるいは北朝鮮との緊張がさらに高まってきたとき、それに乗じて憲法を変え、日本をふたたび軍国化させようとする動きがかならず起こってくるだろう。世論誘導はすでに始まっている。
ぼやぼやしていると、すべてが既成事実化して、気がついたときは、おおっぴらに戦争ができる国になっているかもしれない。第二次世界大戦が始まる前も、日常生活はなにごともなく淡々と流れていて、いつからというわけでもなく、いつのまにか戦争に突入することが避けようのない既成事実になっていたそうだ。
時代の空気といったものは、目には見えない化け物だ。しかも世論は誘導され、操作されている。これからが正念場だ。しかと眼を見ひらいていよう。後になって後悔しないように。
日本が軍国化しないように、互いにベストを尽くそう。
宮内勝典(作家)
http://pws.prserv.net/umigame/
昨年は、戦争。そして今年は、いよいよ大変な年になりそうな気がする。もしもイラクで自衛隊員から死者が出れば、いつでも交戦できるように「憲法を変えるべきだ」といった方向へ、時代の空気がいっせいになだれうっていくかもしれない。
先日、キッシンジャー元大統領補佐官へのインタビューを聞いていると「北朝鮮の脅威に対して、日本は核武装するかもしれない」という驚くべき発言があった。
迎撃ミサイルを配備するところまでは、おそらく政治日程に入っているだろうと思っていたが、いつのまにか核武装すべきだという世論誘導も始まっている。日本列島に迎撃ミサイルを配備するとなると、何千億円(何兆円?)という途方もない金がアメリカに流れていく。
もしかすると、ブッシュ政権が望んでいる本心のところは、それではないだろうか? 拉致家族の問題で日朝関係がますます緊迫しているというのに、アメリカが調停に本腰を入れてくる気配は、ほとんど見られない。
拉致家族のことは、おそらくアメリカの権力者たちにとっては、別にたいした問題ではないのだろう。かれらの利害には関係がないから。それよりも、ブッシュ政権が望んでいる本音のところは、日朝関係の緊張に乗じて、日本に迎撃ミサイルを売りつけることではないのか?
日本列島にミサイル網ができあがれば、急成長しつつある中国に対する軍事的な圧力にもなる。核弾頭はいつでも積める。しかも長距離弾道ミサイルさえ禁じておけば、遠く太平洋をへだてたアメリカへの脅威は、まったくない。ペンタゴンの専門家たちは、そうした戦略をすでに立てているのかもしれない。
ミサイル配備によって、だれが利益を得るか考えてみよう。「海亀日記」1月5日の下欄に【資料1】を添えた。これはブッシュ政権の閣僚たちとアメリカ企業とのつながりを示している。
この【資料1】を読めば、ブッシュ政権がなぜ京都議定書から一方的に離脱したのか、すぐにわかる。アフガン空爆、イラク戦争に突入していった理由も、いやおうなく明らかになる。
北朝鮮の脅威に乗じて、日本列島に迎撃ミサイルを配備することになれば、だれが莫大な利益を得るか、それも一目瞭然だろう。
この権力者たちと、その背後につながっている企業が、戦争を起こそうとしているのだ。かれらが巡航ミサイルや、劣化ウラン弾、クラスター爆弾など火の雨を降らせ、アフガン・イラクの子どもたちの、片手、片足、命を奪い、血をすすり、ひたすら肥え太っているのだ。
イラクで自衛隊員から死者が出たとき、あるいは北朝鮮との緊張がさらに高まってきたとき、それに乗じて憲法を変え、日本をふたたび軍国化させようとする動きがかならず起こってくるだろう。世論誘導はすでに始まっている。
ぼやぼやしていると、すべてが既成事実化して、気がついたときは、おおっぴらに戦争ができる国になっているかもしれない。第二次世界大戦が始まる前も、日常生活はなにごともなく淡々と流れていて、いつからというわけでもなく、いつのまにか戦争に突入することが避けようのない既成事実になっていたそうだ。
時代の空気といったものは、目には見えない化け物だ。しかも世論は誘導され、操作されている。これからが正念場だ。しかと眼を見ひらいていよう。後になって後悔しないように。
日本が軍国化しないように、互いにベストを尽くそう。

